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うつ病に鍼灸治療は即効性がある?3か月通院してみた体験談

うつ病鍼灸治療が効く、という話をときどき聞きます。短期間ではありますが、実際に鍼灸治療を受けた経験があるのでお話します。

 

結論としては、鍼灸治療も根気よく続ける必要があるということです。

鍼灸治療とは?

鍼灸治療は、西洋医学心療内科や精神科とは対照的に、東洋医学による治療法です。鍼灸は、ツボを刺激することによって自然治癒力を向上させることが目的です。身体の弱っている部分や機能を向上・改善させることが鍼灸の主な効果だと考えられています。

 

鍼灸の刺激は自律神経系、内分泌系、免疫系などに作用し、身体の恒常性(身体の機能が正しく保たれる状態)を改善する効果が期待できます。

 

特に、自律神経のバランスを整え、ストレス反応を緩和することができます。これにより、体内のホルモンバランスが改善され、心身の健康をサポートします。

うつ病への効果

うつ病に対しても鍼灸治療が有効であるという研究結果があります。鍼灸治療によって、セロトニンや脳内α波(リラックス状態)の値が変化することが示されています。

 

つまり、セロトニンが最も多く生産される消化器官にも鍼灸が作用する可能性があるということです。

 

セロトニンは「幸せホルモン」として知られ、感情の安定に重要な役割を果たします。鍼灸によってセロトニンの分泌が促進されることで、うつ症状の軽減が期待できます。また、鍼灸はリラックス効果を高めるため、ストレスの多い現代社会において心身の緊張を解きほぐす手段として有効です。

 

詳しい内容は、本やYouTube鍼灸師が説明しているので、そちらを参考にしてください。

 

医師が整体や鍼灸の効果について言及しているYouTube動画もありました。

 

実際の体験

私は医師に処方された抗うつ薬だけではなかなか体調の改善が見られなかったため、鍼灸治療を試してみました。

 

3ヶ月ほど通院しましたが、病院での治療と同様に即効性はありませんでした。一度の治療で劇的に改善することはなく、3ヶ月では十分とは言えませんでした。

 

通院期間中も体調の悪化があり、通院をやめた後には体調が不安定になりました。これを考えると、鍼灸によって自然治癒力が一時的に向上している間は効果があるものの、その持続性は低いのではないかと思います。

 

鍼灸治療は、継続することで徐々に効果が現れる場合があります。例えば、週に一度の治療を数ヶ月間続けることで、体内のエネルギーバランスが整い、心身の調和が取れるようになると言われています。

 

しかし、この期間中に体調の変動があることは避けられないかもしれません。

 

金銭的な負担

鍼灸治療は、健康保険が適用されない場合が多く、自己負担が大きいです。そのため、金銭的な負担が大きく、継続するのが難しいこともあります。

 

例えば、週に一度の治療が1回5000円とすると、1ヶ月で2万円以上の出費になります。これを長期間続けるとなると、かなりの金銭的負担となります。

 

結論

結局のところ、鍼灸治療と病院での治療の違いはアプローチの違いでしかないのかもしれません。鍼灸治療だからといって、すぐに効果が表れることはありません。

 

効果を期待するなら、根気よく続けることが必要です。鍼灸治療を試す場合は、金銭的な負担や治療の継続性についても考慮することが大切です。

 

鍼灸治療を補完的な療法として取り入れることで、心身のバランスを整えることができますが、即効性を期待するのではなく、長期的な視野で取り組むことが求められます。また、医師や鍼灸師と相談しながら、自分に最適な治療法を見つけることが重要です。