マッチングアプリを利用する際、障害を持つ人にとって「いつ、どのタイミングで自分の障害について伝えるべきか?」は非常に難しい問題です。早すぎると相手に誤解されるかもしれませんし、遅すぎると信頼が損なわれる可能性もあります。
前回はマッチングアプリで障害を伝えるタイミングについて詳しく解説しました。今回は、自身の経験談を成功した例と失敗した例から紹介したいと思います。
障害を伝えるタイミングの重要性
マッチングアプリでのコミュニケーションでは、自己開示のタイミングが大きなカギを握ります。特に障害を持つ方にとって、いつ伝えるべきかは慎重に考えるべき問題です。早すぎても、遅すぎても、相手との関係に影響を与える可能性があるため、適切なバランスが求められます。
早めに伝えるメリットとデメリット
メリット
- 相手の本音が見える:早い段階で障害を伝えることで、相手がどう感じているのかを早期に知ることができます。障害に対する理解があるかどうかを確認できるため、無駄な時間を費やさずに済む場合があります。
- 誠実さが伝わる:正直に早めに話すことで、相手に対する誠実さを示すことができます。これにより、相手との信頼関係を築くきっかけにもなります。
デメリット
- 相手が引いてしまう可能性がある:まだお互いをよく知らない段階で、相手が過剰に反応してしまうことがあります。関係が十分に構築されていないと、相手が興味を失うリスクもあります。
遅めに伝えるメリットとデメリット
メリット
- お互いの関係が深まっている:会話ややり取りが進むにつれて、お互いに感情が育っているため、障害のことを受け入れやすくなることがあります。相手の心に余裕が生まれ、共感を得やすくなる場合もあります。
- 相手が人柄に魅力を感じている:あなた自身の魅力や性格に触れた後で伝えることで、相手が障害をそれほど問題視しない可能性があります。
デメリット
- 裏切られたと感じる可能性がある:関係が深まってから伝えると、「なぜもっと早く言わなかったのか?」と感じる人もいます。このため、相手がショックを受けたり、信頼を失ったりすることも考えられます。
- 相手にとって突然すぎる:会話が順調に進んでいる中で、突然障害の話を切り出すと、相手にとっては予期せぬ展開となり、戸惑うことがあります。
障害を伝えるタイミングに成功した例(※男性編)
結論的に言うと、あらかじめマッチングアプリのプロフィール欄に障害のことを記載していました。そのうえで、同じような境遇を経験したことのある人や現在その境遇にある人、障害の理解があると思われる人を絞り込み検索などを使って表示し、「いいね」をしていました。
「いいね」をするとすぐにマッチングすることができる子がいました。マッチングした直後の会話は、なぜ「いいね」をしたかなどを伝えるケースが多いと思いますが、こちらから「いいね」をした理由を開示すると、向こうからも理由を教えてくれるケースがあります。
こちらが障害に理解のある人を求めているのと同様に向こうも障害に理解のある人を求めている場合には、プロフィールで障害を開示することはとても優位に働きました。
障害を伝えるタイミングに失敗した例(※男性編)
失敗したケースでは、プロフィールに障害のあることを記載せずに顔合わせの初回デートに臨みました。会話自体は大変盛り上がり、意気投合しました。カフェで雑談を楽しんだ後も、近くの美術館へ行き一緒に館内を回るなど、「なかなか脈ありじゃないか?」と思えるデートでした。
障害を伝えたタイミングは、カフェで向こうから障害の自己開示があったときです。まさか向こうにも障害があるとは思っていなかったことと、境遇が似ていたことでとても共感してしまい、ついこちらからも自己開示してしまったのです。
しかし、おそらく向こうの求めていたものは「障害の理解者」であれど、「障害の当事者」ではないことだったのでしょう。同棲や今後の結婚などを見据えたとき、男性としては障害があることはやはりマイナスに映ります。また、後出しジャンケンとなってしまったことも相手には印象が良くなかったのでしょう。
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まとめ
障害をマッチングアプリで伝えるタイミングは非常に重要で、適切な判断が関係の成否を左右します。早めに伝えることで、相手が理解あるかどうかをすぐに確認でき、無駄な時間を避けるメリットがありますが、早すぎると相手が引いてしまう可能性もあります。
一方で、遅めに伝えるとお互いの関係が深まってから話せる利点がありますが、信頼を損なうリスクも伴います。成功例では、プロフィールに障害を開示し、理解ある相手とのマッチングが円滑に進みましたが、失敗例ではデート中に伝えたことで、相手に不信感を与えてしまいました。信頼関係の構築を重視し、自然なタイミングで伝えることが最も効果的です。