メンタルパーティ!障がいと向き合う充実ライフ

うつ病→双極性障害でニートだった僕が、メンタルを攻略し充実ライフした生活を手に入れる。

メンタル疾患患者はカウンセラーを目指すべきでない?カウンセラーになるメリットと課題

メンタル疾患を抱える人がカウンセラーを目指すことについて考える機会は、とても増えています。

自身が辛いときに支えてもらったり実際にカウンセリングを利用して症状が改善すれば、カウンセラーに憧れて目指そうとするのはごく自然のことです。

この記事では、メンタル疾患とカウンセラーという職業について考察し、この道を選ぶべきかどうかについて検討します。

 

メンタル疾患の理解

メンタル疾患とは、うつ病や不安障害、双極性障害など、心の健康に影響を与えるさまざまな状態を指します。

これらの疾患は個々に異なる影響を及ぼし、一人ひとりの経験は異なります。

そのため、一般的な視点から語ることは難しいですが、重要な共通点として、感情の不安定さやストレスに対する脆弱性が挙げられます。

 

カウンセラーの役割と求められるスキル

カウンセリングは、個人が自身の問題を理解し、解決するためのサポートを提供する専門的な対話の過程です。

カウンセラーは、クライアントが自己理解を深め、望ましい変化を遂げる手助けをします。カウンセリングは心理的、感情的、行動的な問題に焦点を当て、個人の成長や生活の質の向上を目指します。

 

このためには、高度な共感力、コミュニケーション能力、自己管理能力が求められます。また、常にクライアントに対し冷静で、クライアントを専門的に観察する力が必要です。特に感情の安定性は、クライアントとの関係を築くうえで重要です。

 

カウンセラーを位置づける資格について

日本におけるカウンセラーの資格には、公認心理師臨床心理士などがあります。

これらの資格は、取得するために高度な教育と訓練が必要で、非常に高いハードルが設けられています。公認心理師臨床心理士は法的な認可を受けており、市場での評価も高いです。

 

一方で、その他の民間資格は市場での評価がいまいちであり、資格を持っているだけでは十分な信頼を得ることが難しいこともあります。

 

メンタル疾患を持つ人がカウンセラーになるメリット

メンタル疾患を経験した人は、その経験を通じて高い共感能力を持っています。他者の苦しみを深く理解し、クライアントに対して真摯に向き合うことができます。

また、自身の闘病経験を共有することで、クライアントに希望を与えることができます。これらの点は、カウンセラーとしての大きな強みとなります。

 

メンタル疾患を持つ人がカウンセラーになる際の課題

一方で、メンタル疾患を持つ人がカウンセラーになる際にはいくつかの課題も存在します。自己管理の難しさや、メンタル疾患の再発リスクは常に考慮する必要があります。

また、感情的に激しい職業であるため、バーナウト(燃え尽き症候群)のリスクも高まります。

さらに、自分の問題とクライアントの問題を混同しないためのプロフェッショナリズムを維持することも重要です。

自らの闘病経験を背景にカウンセラーを目指すことは、強力な動機となりますが、注意も必要です。

 

特に、自分が認められたいという思いで同じ闘病をしているクライアントを助けようとする場合、その動機がクライアントの利益を最優先するプロフェッショナリズムと一致しているかを常に自問することが重要です。自己満足や承認欲求が先行すると、クライアントに対して適切な支援が提供できなくなる可能性があります。

あくまで、自身の闘病経験はひとつの事例であり、カウンセラーとしてすべきことは、目の前のクライアントと向き合ってカウンセリング手法に乗っ取った専門的サービスの提供が望ましいです。

 

メンタル疾患を持つ人がカウンセラーを目指す際の対策

メンタル疾患を持つ人がカウンセラーを目指す場合、以下の対策が有効です。

まず、定期的な自己ケアやカウンセリングを受けることが推奨されます。自分自身の健康を維持することで、クライアントに対しても適切に対応できます。

次に、経験豊富なカウンセラーからのスーパービジョン(指導者から受ける教育のこと)を受けることが重要です。これにより、自分の限界を理解し、適切なサポートを受けることができます。

さらに、継続的な教育を通じて最新の知識や技術を学び続けることも大切です。

 

定期的な自己ケアには専門アプリを[PR]

カウンセラーとして常に自分と向き合っていくことはとても大切なことです。様々な自己ケアの方法があるなかで、より効果的なのは、やはり科学的エビデンスのあるものを行っていくことです。

 

 

認知行動療法に特化した自己ケアアプリ「 Awarefy(アウェアファイ)」は、早早稲田大学人間科学学術院 熊野研究室と共同研究を行っており、Google2022隠れた名作部門で大賞を受賞していま注目されているアプリです。

 

アプリの利用前後では「うつ気分」「不眠」「しなやかな心レベル」などのスコアが大幅に改善されています。様々なフォーマットに合わせて自分の気づきや記録ができるうえ、AIによる客観的なコメントによってより多くの内省が行われ、より深い自己理解が行えます。

このアプリを使うことで、思考と感情を可視化・客観視ができ、日々のストレス管理やストレス耐性力の向上といった「しなやかな心」を手に入れることができます。

 

まとめ

メンタル疾患を抱える人がカウンセラーを目指すことは、その経験を活かして高い共感能力を発揮できる一方で、自己管理や感情の安定を維持するための努力が必要です。

 

適切な資格取得や継続的な教育、自分自身の健康管理を徹底することで、カウンセラーとして成功することは十分に可能です。ただし、自分の闘病経験を背景にした動機がクライアントの利益を最優先するプロフェッショナリズムと一致しているかを常に自問し、自己満足や承認欲求に陥らないよう注意することが重要です。